2023年1月31日火曜日

「おこた」2022




築100年は下らない古民家をリノベーションした家に住んで、もうすぐ一年になる。といってもリノベーションしたのは主屋のみ。手付かずの馬小屋みたいな建物が敷地内にあり、そこで冬の間なにか動物が過ごしていたらしい形跡があった。食べかけの柿が置いてある、と思ったら次の日それが無くなっていたり。(続きを食べた?)

ネコは見かけた事がある。
けれども付近にはネコではない足跡が。
悪さしないならうちでくつろいでいってもまあいいかと放っておいた。何の動物だったのかは謎のまま春になり、夏になり、秋になった。

(2022.9 記述)

2023年1月30日月曜日

「夜が昨日と同じ」2016

 



退屈がテーマ。
気力が湧かない時、退屈で情けない。
大学時代、やりたい事はたくさんあるのに眠くて眠くて。春休みなんてずっと寝ていた。ある年配者に話したら「自分もそうだったけど、25歳過ぎたら眠くなくなった」と仰っていて、それを希望としていたら私も実際その様になった。

2008年、大学二回生の年度末制作展で当時の自分の中では最大サイズの絵を描いた。
美術館に展示され、引きで見ると一層下手くそである。恥ずかしいと思ったけれど、色んな人にこの絵好きだよと言ってもらえた。
私もモチーフは気に入っていたので、後にコピックイラストでリメイク。
タイトルはNUMBER GIRL『delayed brain』の一節より拝借。


2023年1月28日土曜日

「おんPARADE」2019



奈良県奈良市にて毎年12月に行われる『春日若宮おん祭』お渡り式の情景。
おん祭は1136年に始まった歴史あるお祭りで、設定や儀式がファンタジック。おもしろポイント盛りだくさん。

春日大社の巫女さんは御巫(みかんこ)と呼ばれる。赤白の八枚襟やお白いの塗り方が独特で呪術感があり、だけど額の藤の花は可愛くてとても好き。春日大社の社紋は藤で、境内の砂ずりの藤が有名。何を隠そう藤原氏の氏神神社である。


2023年1月27日金曜日

「日8日夜8夜」2019



タイトルは「ひやかよやよ」と読みます。古事記神代紀、妻の下照比売(シタテルヒメ)と鳥たちによる天若日子(アメノワカヒコ)の奇妙な葬送シーン。謎シーンだけど、当時の文化が表れていそうで興味深い。

『其処に喪屋を作りて、河雁を岐佐理持とし、鷺を掃持とし、翠鳥を御食人とし、雀を碓女とし、雉を哭女とし、かく行ひ定めて、日八日夜八夜もち遊ぶ。』

お墓のモデルは島根県雲南市にある神原神社古墳。この古墳は、「景初三年(239年。卑弥呼が魏に使者を派遣したと魏志倭人伝に記される年。)」の銘文をもつ三角縁神獣鏡が発見された、出雲地方の激熱古墳です。



2023年1月26日木曜日

「水分installation」2017

 




奈良県吉野町にある吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)の境内に雑然と置かれたお祭りの道具か何か。
無作為の展示がインスタレーション作品の様でツボでした。


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巽明理

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