生きている間に紫外線の色が見えるようにならないかな。見えない色を想像するのは至難の業だ。
モチーフは鞆の浦の路地裏を歩いている時に出会った猫。スクリーントーンを貼ってPCスキャン、少しいじってプリンタで出力した上にコピックペンで彩色。
まだ奈良に住んでいた20代の頃、気になる展示があればなるべく行くと自分に課していたので、夜行バスで何度も東京に通った。その頃、広島県福山市にアールブリュットの美術館があると知り、すぐに行く事に決めた。大好きなんです、アールブリュット。
遠いからしゃあなしで一泊するか…と行ってみたら鞆の浦がとてもいいところで。しょっちゅう遠征していたけれど、都市部にて箱から箱への移動ばかりだったので、こんなに色のある町への旅らしい旅は久しぶり。仙酔島へ渡る海ほたる鑑賞ツアーにも参加した。すごく良かった。ちょっと今まで、箱ばかりめがけ過ぎていたかもしれないと思った。